六花
(むつのはな)、雪華(せっか)ともいいますね。雪の結晶です。
今年の大雪と大寒波で、観測史上最低気温を記録したところも多かったようですね。
大雪の降った日、庭を見ていたら雪の結晶が融けずに形をとどめているのを見つけました。
いつもなら降ってくる間にも融けるか、降り積もるとすぐ形が崩れがちなのですが、先日は気温が低いために結晶を見ることができたのです。
北国や高地に住む人々には当たり前だと思いますが、私にとってはめずらしいので写真に撮ってみました。
とはいえ、ちゃんと撮れているのがなかなかなく、半分こわれたもので少し手ブレしているのが精一杯でした。
また機会があったらちゃんと撮影してみたいです。
- 馬の尾に雪の花ちる山路かな 支考
近所の畑に積もった雪の表面が日光で溶け、夜間にまた凍結して宝石のように輝いていました。
大雪の日から一週間以上が経ちますが、まだまだ積もった雪は融けそうにありません。
暖かい春が待ち遠しいです。
暦の上では二月三日に立春を迎えます。
春近し、春隣(はるどなり)という言葉がありますが、まさに今頃の季語ですね。
- 春近し問ひ試みよ宿の梅 宗因
- 蹲る(うづくまる)枯枝の鳩や春隣 富安風生
- 月うつる水流れゐる春隣り 塚原麦生