今日の季語「猫の恋」 | 季語とこよみ

今日の季語「猫の恋」

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今日の季語 2月22日

猫の恋(ねこのこい)

初春
散歩する二匹の猫
今日2月22日は、2が三つで猫の鳴き声のニャンニャンニャンから、猫の日です。

草原で出会う二匹の猫
春は猫の妻恋いの季節。
猫は日照時間が長くなる二月ころからさかりがつき、発情した雌に、雄が奇妙な声で鳴き寄るようすが見られる。

威嚇する二匹の猫
普段はおとなしい猫も、全身の毛を逆立てて、甲高い声で鳴き声をあげ騒ぎ立てる。
発情期になると、何日も家を留守にして相手をもとめて歩き回ることもある。

歩く後ろ姿の猫
俳句ではユーモラスな美をもつ季題として詠まれるようになった。

「猫の恋」の傍題: 猫の妻(ねこのつま)、猫の夫(ねこのつま)、恋猫(こいねこ)、浮かれ猫(うかれねこ)、戯れ猫(たわむれねこ)、通う猫(かようねこ)、妹がり行く猫(いもがりゆくねこ)、猫の思い(ねこのおもい)、猫の契(ねこのちぎり)、猫さかる、春の猫、孕み猫(はらみねこ)

麦めしにやつるる恋か猫の妻 芭蕉
羽二重の膝に飽きてや猫の恋 支考
うらやまし思ひきる時猫の恋 越人
順礼の宿とる軒や猫の恋 蕪村
琴の緒に足つながれつうかれ猫 几董
なの花にまぶれて来たり猫の恋 一茶
山国の暗すさまじや猫の恋 原石鼎
色町や真昼ひそかに猫の恋 永井荷風
恋猫の皿舐めてすぐ鳴きにゆく 加藤楸邨
恋猫やからくれなゐの紐をひき 松本たかし
戀猫の火の玉となり失せ去んぬ 石塚友二
恋猫の恋する猫で押し通す 永田耕衣
戻り来て浮かぬ顔なる恋の猫 小寺敬子

この記事を書いた人
こよみ

このサイトではテーマごとに季語を集め、画像とともに一目でわかりやすいようにまとめました。季語の持つ多彩な魅力をぜひお楽しみください。

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