今日の季語「堅雪」 | 季語とこよみ

今日の季語「堅雪」

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今日の季語 2月21日

堅雪(かたゆき)

初春
雪の表面
冬の間に積もった雪が、春の日中のあたたかさに解けかかり、夜の冷え込みで再び凍ることを繰り返して、表面がざらめ状に堅くなったもの。

溶けた雪が水になり再び凍ると、ざらざらの氷の粒の状態になり、粗目雪(ざらめゆき)とよばれる。

堅雪の上を歩く子ども

堅雪の上を歩く子ども
宮沢賢治の「雪渡り」では、子どもたちが「堅雪かんこ、凍(し)み雪しんこ」と歌いながら野原に出ていく様子が描かれている。

泥で汚れた雪
堅雪の表面のよごれを雪垢、また雪泥という。

雪の上のエゾリス

「堅雪」の傍題: 雪垢(ゆきあか)、雪泥(ゆきどろ、せつでい)

雪泥の港明るし荷馬の咳 西村公鳳
村近き堅雪渡り母と娘と 法師浜桜白
雪垢を踏みわたりし子隣より 村上しゆら
堅雪の明るみに入り子を呼ぶ母 成田千空
堅雪の日なり葬列真直ぐに 北光星
かたゆきをふみふるさとの森の星 細谷喨々
堅雪へ主命待つ犬ひかり出づ 新谷ひろし
堅雪野歩す少年の身軽さよ 田中美津子

この記事を書いた人
こよみ

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