休暇明(きゅうかあけ)初秋の季語 9月の季語

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秋・生活

休暇明(きゅうかあけ)

二学期初秋

長い夏期休暇が終わり、小学校、中学校、高等学校では九月から第二学期が始まる。

級友たちと再会し、夏休み中の出来事をにぎやかに話し合うなどして、学校は久しぶりに活気にあふれる。

まだ夏休み気分が抜けきれないようなどこか気だるい気分と、新しい学期への期待が混じり、夏休みもついに終わったという感慨にあふれる時期。

家では日中に子どもがいなくなり、おだやかな日常が戻ってきて親はほっと一安心することも。
ランドセルを背負った子ども

休暇果つ(きゅうかはつ)、二学期(にがっき)、秋学期(しゅうがっき)、休暇了う(きゅうかしまう)、夏季休暇果つ(かききゅうかはつ)

休暇盡きて二百十日の船出かな 正岡子規
桃食ふやきらきらきらと休暇果つ 森澄雄
また元の家の秩序や休暇明 徳永夏川女
友死すと掲示してあり休暇明 上村占魚
休暇果つ島の漁村に灯のみえて 秋光泉児
子の声の真昼ひびかぬ休暇明け 大野道子
黒板のつくづく黒き休暇明 片山由美子
ふりいでし雨の水輪よ休暇果つ 木下夕爾

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