11月7日頃から二十四節気の立冬を迎え、暦の上では初冬の時期に入ります。
2023年は、11月8日(水)が立冬になります。
今年はまだ夏日になる日もあり、体感としては秋になったばかりのようですが、暦の上ではもう冬の気配が感じられる頃なのですね。
春と秋が年々短くなっていくようで、日本ならではの四季がなくなってしまうのではないかと危惧されています。
七十二候では山茶始開(つばきはじめてひらく)地始凍(ちはじめてこおる)金盞香(きんせんかさく)の期間にあたります。記念日、忌日、各地のお祭りを掲載。
二十四節気
立冬(りっとう)11月7日~11月21日頃
11月7日頃から立冬を迎え、暦の上では初冬の時期に入る。
冬とはいっても、晴天の日は空高く澄み渡り、気持ちの良い行楽日和になることも多い。
高山から平地へと紅葉前線も下り、近場でも紅葉を楽しめるようになる時期。
しかし太陽の傾きは増し、日の沈むのがますます早くなってゆく。
木枯らし一号も過ぎ、冬の季節風が吹きだし、朝晩はかなり冷え込むようになる頃。
「立冬」は季語になっていて、傍題には次のような言葉があります。
冬立つ、冬に入る(ふゆにいる)、冬来る(ふゆきたる)、今朝の冬
- 菊の香や月夜ながらに冬に入る 正岡子規
- 柴垣を透く日も冬に入りにけり 久保田万太郎
- 今朝冬の日当りそめし手水鉢 富安風生
- 冬来る眼をみひらきて思ふこと 三橋鷹女
- 立冬のことに草木のかがやける 沢木欣一
- 音たてて立冬の道掃かれけり 岸田稚魚
七十二候
山茶始開(つばきはじめてひらく)11月7日~11月11日頃
立冬の初侯は山茶始開(つばきはじめてひらく)。
椿ではなく、山茶花(さざんか)が咲き始める時期という意味です。
地始凍(ちはじめてこおる)11月12日~11月16日頃
立冬の次候は地始凍(ちはじめてこおる)。
大地が凍り始める頃。
金盞香(きんせんかさく)11月17日~11月21日頃
立冬の末候は金盞香(きんせんかさく)。
「金盞」とは黄色の盃をさし、水仙のこと。
水仙の中心にある筒状の部分を副花冠(ふくかかん)といい、それが黄色の盃のようであることから、金盞という。
七十二候の金盞香(きんせんかさく)は、水仙が咲き、辺りに香りが漂うこと。
ちなみに金盞花(キンセンカ)はキク科の花で、春の季語となっています。
記念日・忌日
11月7日
- 言水忌(旧暦9月24日)
- ロシア革命記念日
- 鍋の日
- 紀州山の日
- 御火焚祭(おひたきさい)(貴船もみじ祭・京都)
11月8日
- 伏見稲荷火焚祭(京都)
- いい歯の日
- いい歯ならびの日
- 刃物の日
11月9日
- ベルリンの壁崩壊の日(1989年)
- 119番の日
- 太陽暦採用記念日
11月10日
- 尻つみ祭り(静岡)
- 技能の日
- 肢体不自由児愛護の日
- エレベーターの日
- トイレの日
- 井戸の日
11月11日
- 有賀祭(ありがさい・虫切り神事、茨城)
- 須賀川たいまつあかし(福島)
- 臼田亜浪忌
- 介護の日
- チンアナゴの日
- 電池の日
- 鏡の日
- ライターの日
- 靴下の日
- サッカーの日
- 折り紙の日
- 煙突の日
- 食べ物の日いろいろ…鮭の日、たくあんの日、ピーナッツの日、もやしの日、チーズの日、きりたんぽの日、豚まんの日、麺の日、いただきますの日ほか
11月12日
- 九州場所
- しぐれ忌(松尾芭蕉を偲ぶ法要、萬壽寺・三重県)
- 白倉花取踊り(高知)
- 皮膚の日
- 洋服記念日
11月13日
- 新月
- うるしの日
- 茨城県民の日
11月14日
- 世界糖尿デー
- 埼玉県民の日
- 大分県民の日
- いい石の日
11月15日
- 七五三
- 来山忌(旧暦10月3日)
- 宮島大聖院火渡り式(広島)
- 昆布の日
- かまぼこの日
- きものの日
11月16日
- 十六団子の日
- 国際寛容デー
- 幼稚園記念日
- ボージョレヌーボー解禁
11月17日
- 国際学生の日
- 肺がん撲滅デー
- 将棋の日
- 島原防災の日
- 蓮根の日
11月18日
- 牡丹焚火(福島)
- 胡子大祭(えびすたいさい、広島)
- いい家の日
11月19日
- 鉄道電化の日
- 農協記念日
11月20日
- 上弦の月
- 佐太神社神在祭(じんざいさい、島根)
- 日蓮大聖人御大会(ごたいえ)
- 世界こどもの日
- 恵比寿講(10月20日に行うところもある)
- 山梨県民の日
- 毛皮の日
- ピザの日
11月21日
- 石田波郷忌
- 世界テレビデー
- 世界ハローデー
- インターネット記念日